- じうた
- I
じうた【地歌】和歌で, 平凡な歌。 平安中期以後, 百首などの定数歌を詠む場合, 所々に秀歌をちりばめるのがよいとされたが, その「地」となる目立たぬ歌をいう。IIじうた【地歌・地唄】(1)その土地の歌。 俗謡。(2)近世邦楽の一種目。 三弦(三味線)の弾きうたいの歌曲様式。 江戸時代初期以来, 京坂地方を中心に盲人音楽家の専門芸として伝承され, 箏曲と不可分に結合して三弦と箏の合奏を盛んに行い, 多様な曲種を生んで家庭音楽として一般人の間に普及した。 上方(カミガタ)歌。 法師歌。 京歌。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.